[私はメイン・サロンへと戻る前に、武器庫へと寄ることにしました。
先程、赤毛の少女(実際彼女は私より幾つも年上なのですが、童顔だった為その事実に気付くのはもう少し先のことですが)の所持していた弓矢を没収し、武器庫で預かっていたのです>>0:279。
「何故弓矢を?狩猟民族なのですか?」と彼女に問いかけていたのですが。
「お守り」という回答理由に納得することが出来ず、万が一のことを考え預からせて頂いたのです。
武器庫の中は既に閑散としいました。大半の武器が持ち出された後でしょうか。
端に立て掛けられていた、中に一際目立つ弓を手にし、その重さに一瞬よろめきました。
あんな可愛らしい女の子が、こんな大きい武器を使うなんて。]