人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

 …ご存知でしょうか、姫殿下。


[男は再び柔和な笑顔を、浮かべた。底の真意が窺えない微笑を]

 然して姫殿下の御威光は、暁の曙光の様に清らかで清浄。
 気が早い臣民などは、既に深く姫殿下をお慕いして、そう。


 当代の巫女姫は、姫王の祖霊を継ぐ『王』たる資質に溢れている。
 この現世に帰還なされた、姫王陛下の、『御親政復帰』は近いと。


 それは勿論、そう、ユレ殿もご承知の事かと存じますがともあれ。
 我等臣民一同、姫殿下の更なるご活躍を期待しておるのですよ。

[羽の微かな音色に惹かれて、天を仰ぎ見ると、瞳に映るは太陽。
そして春風をその翼沢山に孕んで、自由に、優雅に、その遥かな高みを旋回する鳥が、風に吹かれて青の遥かへと飛翔し続けて行く様が見えていた]

(156) 2015/03/07(Sat) 18:40:11

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