ー第二エリア・通路ー
[楽器がお好きなんですか?と問う声に、顔を向けると、お下げの女性。>>148
その声色に賞賛の響きがあることに気付いて、照れたように笑った。]
うん、音の鳴る楽器は何でも好きですよ。
鍵盤楽器、管楽器、弦楽器、打楽器……手拍子、口笛や鼻歌まで。
[無意識に、よく鼻歌を歌うことを伝えると、女性は楽しそうに笑う。
よく見れば綺麗な目の色、(緑かかった黄色、だろうか…)をしているようだ。
鼻歌で参加してもいいですよ?と冗談めかしていいながら、即興で何曲か、遊ぶようにハーモニカを吹いた。]
一応専門はピアノなので、気が向けば部屋に聞きに来てくださいね?
[と、誘ってから、自室に女性を1人で招き入れるのは如何なものかと内心頭を抱えたが、……それは彼女の判断に任せるとしよう。]