人狼物語−薔薇の下国

295 妖精円舞 ─黝簾王国怪異騒動─


ユウレン王国王宮付女官 ヴェルザンディ

─ 王宮内・廊下 ─

[女の得物はハタキ──にしか見えないが一応鞭である。
父方の実家の先祖が他国の者から譲り受けた何たらと由来のある逸品らしいが詳しく知る人はもう居ないらしい。
父が母と駆け落ちする際持ち出し、王宮内のハウスメイドだった母がハタキの柄に丁度良いからとハタキに改造して以来このままの状態で用いている。
と、まぁ話は逸れたが人間相手なら見た目のインパクトで油断させた所を強打、確保という流れが大体上手く行く。
のだが、無機物にはどうも通用しなかった]


──しまっ、…!

[ハタキで纏めてなぎ払おうとした所を、筆達がジャンプでかわす。
失敗したと気付き、上に向けてハタキを翻すも時既に遅し。
一斉に四方へとばらばら散らばって逃げられてしまった]

(156) 2015/01/19(Mon) 23:23:24

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