―― 日が経って・上空 ――
[唇へと触れる指先の感触に僅かに目を見張る。
そして続く言葉(>>141)に小さく頷いた。
自分にとってネージュはそこに在るのが当然の存在で。
それを除外するという意識すらなかったのだが。
申し訳ない事をしたなと思うと同時にそっと視線をアリーセからネージュへと飛ばす。
当のネージュは聞いてなかったのか、聞こえなかった振りをしていたのか。
反応は全く示していなかった。
ネージュは生まれた瞬間からコンラートと共に在り。
愛情は全てコンラートへと向けられており、コンラートへ不利益が被るような事は絶対にしない。
つまりはそういう事なのだろう。]