―回想:校舎跡屋上―あの件については、この資料。こっちの件は……ああ、そいつ。全部書いてあっから。暇な時に読んどけ。[細かい引継ぎを、と要請されて>>105ばさりと引継ぎ書類をダーフィトに押し付け渡した。ファミル女伯の命で、どんな命が出るか分からない身。資料は何時でも誰かに渡せるよう作ってあった。東寮時代、ジェフロイの寮長引継ぎ資料に大変お世話になった経験が、以後しっかりと書類を纏める癖に繋がった――のは余談である]