― 花屋 ―
[ジョニーの受け答えに、ふふっと吹き出した。
いつの間に、そんな言葉をインプットしていたのだろうと、おかしくなった。
一度、栽培施設に踏み入れようとした人たちに注意するジョニーが棒読みだったので、役になりきって!と無茶ぶりをしたことがあったが……。
(もしかして、あれ命令としてインプットされていないわよね?)
勿論されている。
以来、自分の何気ない呟きを拾っては、せっせと学習する人工知能。
……、……気付かないふりをしておいた。]
はーい、割りまセン。
[ジョニーの頭を撫でるソマリに、ちょっと待っててというと、焦って割るなよという言葉が返ってくるから。
ジョニーの真似をしてそう答える。
そして、そういえばソマリがカップ買ってくれたんだっけ>>133と懐かしい記憶を思い出しながら……。
以前も淹れたように、ジャスミン茶を注いだ。]