― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―ああ、そーゆーことっ!……んじゃ、風は任したっ![リュカ>>143に頷いて、見張り台に上がっていくのを見送る。ああしろこうしろ、と細かい指示を飛ばす事はしない。言葉で言わずとも、疾風《シュタイフェ・ブリーゼ》を走らせるための風を手繰ってくれるとわかっているから。己はその風を正しく捉え、向かうべきへと走らせるのみ、と舵を確り、握り]