人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


騎士 ジークムント

―サロン―

[床を見れば血痕が今も残る。
すでに渇き赤黒く変色したものに興味も欲も抱かない。
けれど吸血鬼としての欲は消しきれはしない。
血のきょうだいとなったバルタザールを思いだし
考えるように眉を寄せた後、深い息を吐き出す。]


 アレクシス殿は野茨公のために動けばいいと言われたが
 忠誠を尽くす“子”はひとりで十分なのではないですか。

 私は――、此処を去るべきか。


[此処より他に身を寄せる場所などないと分かっていても
考えずにいられないのはこれまでの依存を自覚したから。]

(155) 2014/02/23(Sun) 21:39:16

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