[ウェルシュカーディとは波長が合う、とセイジは言う。そう言われた相手の嬉しげな様子はとても微笑ましい。それは何か身体から発せられているものなのだろうか、と箱入り生活が長くそういった事に疎い少女は考える。けれど、そうしたものはレオと少女の間には感じられない。――であれば、自分とレオは合っていないのだろうか。短時間の思考で何だか泣きたくなって、少女はぐっと感情の高ぶりを堪えた。]