[苦痛を孕む声>>151を耳にし、恍惚に満たされた意識がはっと引き戻される]
マレンマ、私のきょうだい。
一体何があったというのだ……?
[全知ならぬ天使には、天の子の現況までは見通せぬ。
なれど彼に与えた加護が力を放ち、そして沈黙した>>141のを微かに感じた]
大天使様、このままでは……!
[既に影の者が動き、箱舟に接近しつつはあるだろう>>146。
また、マレンマ自身の意志も天上の響きに乗せて伝わる]
[それでも僅か、焦りの混じる口調で呼び掛けたのは。
伝わり来る彼の者の想いに、自身と近しいものを感じたためか*]