[ ばさりと、頭上で音がしたかと思うと、黒い姿が舞い降りてくる ]お前は...[ 魔王軍の将の1人だろうとは解る。そしてヒトガタにかけた言葉が>>151男にある誤認を抱かせた ]お前が...ソレを作ったのか?「皇子!ダメです!」[ 底冷えする声で問いかけた男の様子に、従者が慌てて止めにかかるが ]...どうせ、こいつも俺を逃がす気は無いはずだ。[ そんな相手に背を向けるわけにはいかない、と、男はまだ手にしていた弓に矢を番え、シメオンに向かって放つ ]