― 魔獸の領域 ―[出発の号令>>144に、しばし瞑っていた瞼を上げる。長くはいられない、と聞こえて瞬くが、互いに触れ合う様子を見たらなんとなく口を挟むことが出来ず。深呼吸をしてグラナートに寄りかかっていた身を起こした] では、失礼。[黒い光に触れる前、巨狼に会釈するとグラナートも翼を体に沿わせて軽く頭を垂れる。また突然何か起きても今度は即応できるように、気を張りながら踏み込んだ]