人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

[吐息に吹かれて、空の青、海の青、風が赴く先にある遥かに跳び行く白を見送り]

 まさか。軽率だなど、とんでもない!

 その国の行く末を見定める先見の明。
 臣民の為、身を粉に御尽力なさらん御心。

 なるほど。確かに今は、年若い姫殿下の慈愛は若き学徒には至らない。
 ですが、真に心豊かなるブラバンドの臣民はその多くが理解しておりましょう。

 歴代の、民草の手が届かぬ場所にいた巫女姫とは違う。
 巫女姫シルキー殿下こそが、真に、王国始祖、姫王陛下の生まれ変わりと。

[実際にこの国では南島を始めに、まつろわぬ民が隠れる様に棲む、山岳地帯や古代の盛には、元いた地を奪い取りし亡命政府である王国に反発する者も決して少なくない。
だがその反面、北島、特に首都ブラバンドに近ければ近い程、今度は逆に巫女姫に対する崇拝と敬愛の念は限り無く、深くなる]

(155) 2015/03/07(Sat) 18:39:09

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