人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


血晶術師 エディ

 ……ああ。
 『務め』に殉じるのが当たり前、と。

 そうしなきゃあ、生きてけねぇ、と思い込んでた頃は、そうだったな。

[毛玉から手を離し、淡々と告げる。
声音に感情のいろは、ない]

 ……けど、今は違う。
 俺が正しくあるべき場所、あるべき態を見出した。

 だから、俺はここに……御主の下に、在る。

[言葉と共に紡ぐのは、魔力。
闇の気配の色濃く滲むそれは、二年前とは明らかに様相を違えるもの]

(155) 2014/09/14(Sun) 17:41:36

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