人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


柊の氷華 ジークムント

[相手が己の従華たらぬとわかれば、氷華の興味は他へと移る。
 男の方も、蓮魔と彼が僕と定めたらしい相手へと視線を向けていた>>131
 その場を辞そうとした際、入れ替わりのように二頭の獣が軍服の男へ歩み寄る>>135]

 狼……?
 四君子の残る一華が連れ添いか。

[眉間にあからさまな不快を刻み、瞳合わせる男と対照的に数歩を退いた]

 獣は好かぬ。

[男へ歩み寄る狼たちは、野生とは異なる聡明さを宿してはいるが、その有様はやはり人間よりも剥き出しの生に近くある。
 生命の持つ熱を厭う氷華にとって、獣は人や植物よりなお不得手とする存在であった]

(155) 2015/10/02(Fri) 21:39:08

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