― 回想/共和国留学時 ―[その話が舞い込んだのは14歳の時。通っていたアカデミーの師から齎されたものだった]……へ?俺が、マチュザレムに留学?[シメオンの与り知らぬところで話は進んでいて、否を唱える暇も無いほど。歴史についてを学ぶならば大きなところへ、と言う理由は理解出来たものの、その留学が第二皇子の世話役として、と言うのが釈然としなかった]