人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


純血種 アプサラス

 失礼。お一人でいらしたいのなら、この場所は適当な
 選択ではなかったようですわ。
 今宵の主賓が、こんな所においでになってよろしいの?

[噴水の影から歩み出、先客の存在を自ら知らせる。
周囲の待遇に倦んだ言葉>>135>>136は、鋭敏な耳に届いていた。
けれど、選んだ言葉は気を利かせる心算などない、幾分疲れを抱えた自身のためのもの。 
首尾よく両親の目を盗み、人里まで忍んだというのに、これでは同族の閉鎖的な社交の場と、まるで代わり映えがしない。

女の出自は、その純血を保つために、血族間での婚姻を繰り返してきた一族だ。血の濃さゆえか、当代の夫婦はなかなか実子に恵まれず、半ば諦めの末に得た娘を大切に育てた。
居城の近くに幾度か人間の侵攻を受けてからは、幼体の娘を、自ら狩りに出させる事もなく]

(155) 2014/02/17(Mon) 12:37:55

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