[空を抜けこちらへ近づくゾフィヤ>>145。 時折かわし切れぬ位置に敵の矢が飛ぶが、それらは半透明の壁に弾かれゾフィヤを傷つけることはない。 二人が集団を先導する一方で、集団もまた二人を進ませる力となっていた][そして、外壁が一団のうち遠距離攻撃を得意とする者の射程圏内に入る頃。 元来た方角から轟音が響く>>146。 振り返れば、都市を睥睨するようにそびえ立っていた研究塔が、跡形もなく崩れていた]