[忘れているはずのことを思い出して。だからだろうか。好き、という言われ慣れない好意的な言葉。妙に懐かしく、くすぐったい気分になった。それを悟られないように、誤魔化すように。洗髪を促す言葉>>149に、湯を頭からぶち掛ける。] ……髪は終わった。 後は湯に浸かって暖まれば良い。 俺の話なんざ、つまらんだろ。[それでも聞きたいと言うのなら、ぽつぽつと零し。代わりに村長の話も聞きたいと告げる。そんな様子を ように、認識票が光を反射した。**]