[>>151>>152サシャがカークに憑いた生命体に掛ける言葉は邪魔しないように聞いていた。
彼女も誼を結びたい、と告げるのには一緒だと破顔して。
指揮官から指示を受けてこの後にやるべき事が決まった後、>>153少女はサシャに呼び止められて緩く首を傾げる。
少し改まった彼女の気配に気付けば、きっとサシャにとって大事な話が続くのだろうと、こくりと喉を鳴らす。]
――…。
[告げられたのは、彼女が『子供たち』、と呼ばれる異能保持者であるという事。
少女の血縁には異能を持つ者はいない。
けれどこの軍での知り合いにはいたから、決して遠くはない話。]