[そして、ギィを奈落から連れ戻したのはアレクシスだという。そう告げた時のギィの眼差しから、それは、アレクシスの命と引き換えの技だったのだろうと察していた。「私の終わりは、もう決まっている」と、この戦いに臨んで彼が告げた言葉を思い出す。] … 一途な方だ。 ──その血は分たれることなし。[ギィの胸に、そっと掌を押しつけ、アレクシスに対して、自分は家族としての義務を負うとの誓いをたてた。]