人狼物語−薔薇の下国

483 翠龍幻霧 ─天霊遺跡封印行─


銀跳の魔弾 ユーリエ

[視線を祭壇へと転じれば、セルウィンとトールが駆け、道を開こうとしている。
響き渡る巨狼の唸り声。
不快さを露にするそれは、今は先陣を切ったトールへと向いている。
巨狼の右前足を斬り払い、下がる動き。
入れ替わるようにセルウィンも駆け行くか。
巨狼の意識が彼らに向いている今が絶好の機会だった]

……色んな狂気見て来たけどさ。
その根底には、目的とか願いがあるんだよね。
ただ、それを忘れて暴走してしまったのが、狂気。

アンタを作っちゃったモノにも、そういうのってあるのかな?

[守人は巨狼を”純粋な狂気の塊”と言っていた。
狂気がどうやって発生するのか、何が元になるのかなんてことは分からない。
けれどもし、根底に何か、願いや目的があるのだとしたら]

(154) 2017/08/12(Sat) 11:55:21

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