帝国の死神に名を知られる程、暴れた覚えはないんだが。
[ サーベルの柄を握り、油断なく身構えながら、口を開く。問答無用で斬りかかる様子が無いのは、こちらを侮っているのか、やはり生け捕りを優先しようとしているのか。 ]
未来がどうなるかは、常に不確定だ。
それに俺には、まだ、教え子達を助け出すという役目が残っている。
[ 何を抗うのか、という問いに>>135淡々と答えたのは、教え子がデメララに囚われているなら助けようと、教師が動いているのだと思わせるよう、ほんの少し真実を後ろに隠した言葉。
次いで覚悟を見せろと言われれば、僅かに唇を歪めて笑い。 ]
《ウル》が無ければ何も出来ない輩に、覚悟を問われたくはないな。