ん、んぅ―――……
[ジェフロイは、胸の小さな飾りに与えられる度に起こるものの
正体が何であるかを知っているのだろうか。>>103
痒みや痺れとも、痛みとも言えない奇妙な感覚は、
堅物な無表情を瞬時に変化させて、融かす。
解らない事は怖いが、不思議と拒絶の感情は湧かない。]
いっ……!?いた、其処は……
駄目だ、触るな……
[先程は一切触れなかったというのに、此度は丁寧に
指先が負傷した最奥まで滑り落ちて届く。
入り口は赤黒く乾いていただろうが、一度受け入れれば
新しい紅と奥に残る薬が指の動作を助けたか。
人の身で言えば排泄の為の箇所、其処に触れる事は
正気のものとは思えず、身を引き掛けたが許されない。
その割に開いた脚は閉じる事を忘れ、悦ぶかのように揺れていた。]