[して、取られた腕が緩んだ>>146
同時に貫かれた舌も動くようになり。
未だ焼けるような痛みこそ残ってはいるが]
握りつぶしてやらなかっただけ慈愛に溢れてるだろ?
[かつての自分と同じ目に遭わせるのも悪くないかもしれないな、
そう被虐的な色を秘めた瞳は細められて。
ただ、それはもう少し後にとっておいても良いかもしれないと]
ふ、
[余波の痛みに震えているオズワルドの首筋に歯を立てる。
その喉から血液を吸い、こくりと喉を鳴らしながら吸血する。
ああ、なんと甘い味。この味を知ってしまえば
今よりももっと、あたまがおかしくなるなぁ、と他人事。]