― 第二イベント ―[寛ぐ魔王の元へ、小悪魔が羽ばたき近づいた。囁かれる報告に耳を傾け、魔王は面白がるような声を上げる。いくばくかの後、《天獄の泉》にあるすべての者の意識に、声が届いた。] 聞け。 我が《天獄の泉》の近辺に、天界の斥候が現れた。 彼奴らを打ち払い名を上げんとするならば、今が好機である。[我こそは、と思う者は迎え撃ちこれを撃退せよとの言葉は、命令というよりは遊戯に誘うに似る。]