人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

― 北ナミュール島南西 アレイゼル領 ―

 …素晴らしい。
 正にその御心こそ正道、姫君の鑑。

[鈴音の様に涼やかな笑い声と共に、巫女姫が遊ばせる言葉に微笑は動かない>>118]

 ふふ…姫殿下の先見の明とその御心は昔からの物。
 それは千年前、臣民と共に遠い異国の果てにこの国を拓いた姫王陛下の体言ではありませんか。

[春風の息吹に揺られる、まるく柔らかな蒲公英の綿毛が眼に映る。
白磁の指先でその綿毛を愛でる様に戯れる巫女姫は、まるで此処が軍中ではなく、緑溢れる花畑の姫君とも思われた。実際にそちらの方がより巫女姫らしい]

(154) 2015/03/07(Sat) 18:38:03

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