…だから。遠慮なら、私にはしなくていい。 手を、怪我したのか?[少女が膝をついた辺り>>115の様子は、まだ目に入っておらず。少女がいやがるようなら、勿論、無理強いするつもりはないが、何か気がかりなそぶりに微かに眉を寄せつつ、怪我なら応急手当を…と、鞄からハンカチを取りだして。雪の上に片膝をつき、少女と目線を合わせようとする。傍らで、白い犬がつぶらな瞳を瞬かせ、少女を見上げて案じるように、クゥン…と鼻を鳴らした*]