[手が空いたら手伝う、との言葉に慌てて手を振り]
…、中佐の手を煩わせる訳には…ですが。たしかに、数が多いですね。私一人でやっていたら、無事に寄港してもまだ終わっていないかもしれないですし…
[中佐、の前に微かに間隔。まさかリヒャルト中佐と呼ぶのも憚られるが、彼の姓はまだ分からない。そんな迷い。
そしてそうやってぐるぐるしているのをさほど気にしていないような相手に、先程とは違う色の苦笑が洩れた]
ええ。リヒャルト様?もしお時間がありましたら、手伝っていただけるとありがたいです。
[見た目はともかく実際のところかなり大雑把なもので、一番考えなくてもいい呼び方をすることにした。
信用されていると思っていいんだろう?との問いかけに]
……。そういえば、疑うの忘れてました。