(しかし、膠着させすぎると兵が緩む……)[先発隊の声の大きさが、切り札を一つ失った帝国側の不安を表していた。それを増幅させるわけにもいかない]第三波の準備を。一斑が下がってくる時には、敵も多少は前にのめるだろう。そこを叩いて、もう一段の勢いを付けたい。[交戦帯が一段狭まったところで出るよう、更に指示を重ねた*]