己が手に掛けた、敵の命《友の死》の為に。 立ち止まらず、前に進むんだと…―― 俺は、思いますよ。[ステファンを手に掛けたウェルシュ。カークを手に掛けた自分。重く抱えた旧友の死を背負って、迷っても尚立ち止まらない理由…。ウェルシュが何を考えて、今此処に立っているか。其れを詳しく聞いたことはない。…聞かなくてもいいと思っていた。戦うことに理由は要らない。理由が無くても、人は殺せたから。でも、]