…少なくとも、俺にとって貴女は特別でしたから。[多分それは、船の上で本当の彼女がどれなのか見つけたいと思った時から。]俺が見つけた答えは正しかったのでしょうか。[正解なんて無いとは思う。それでも。見つけた答えは哀しい色ではなかったこと、それだけは良かったと思える。その色がもう見れないことはとても辛いけれど。]おやすみなさい、ローズマリーさん。[そっと手を離して、部屋を出ると『佐野』の部屋に戻って行った。]