[やがて、夢のような時が終わる。女は一拍置いた後に、はっとしたように拍手を始めた。外の観客からも惜しみのない拍手が送られていたか。]ふへっ。[応龍が此方にやって来れば、間の抜けた声を上げて。レトに紹介されれば、慌てて両の手を組んで一礼する。]あ、わ、私は天上宮で武官をしております、ウルズと申します。皆様とご一緒させて頂いたお蔭で、とてもよい経験を積ませて頂けました。