[土の棘は鏨歯の鱗を剥がし、更に土気受け成長した結晶が、深々と左脚に突き刺さっていく。 傷を受けても不動のまま耐えるウルズ>>150に、この機を逃してはならないと、強く地を蹴って再び前方へ駆ける] はああああああっ![左脚を縫い止められたままもがく妖魔、それにより急所と思しき場所までも、鱗に隙間が出来つつあった。 ここまで来れば小細工なしとばかりに、浄化の銀の被膜を宝剣へ纏わせ、妖魔に突き立てんとする]