…………!あの傷も見えていたんですね………。あれは昔、魔物につけられたもの。恐らく消えることはないかと思います………。[傷を指摘され、恥ずかしさなど吹っ飛んだ。軽く目を見開いたあと、苦笑を漏らす。あの傷がつけられたのは相手に初めてあったバニースーツ事件時よりずっと前。消えることはないだろうと諦めていた。それでも醜い傷痕を見られたくなくて、スカートを何度も引っ張ってしまうのだけれど。どうしようもないことだからと苦い笑みを相手に向けるのだった。]