……他の二人だって、ここに来てからそれなりに動いたり、しごかれてたさ。
[心配を零すアイルリート>>134に、返す口調は真面目なもの]
お前ら基準じゃ足りないかもしれねーけど。
少なくとも、ちょっとやそっとで音を上げたり、逃げ出すような顔じゃなかったぜ。
[その"顔"は、学校の部活レベルとはいえ、幾度も見てきたからそれなりに自信があった。
そして、自分は――と言えば。
彼に言われ、力み過ぎていた手を棍棒から一度離す]
怪物退治に辿り着くまでも、結構な難関そうだな。
[言いながら、視線の先で翻る黄色のマントを追い掛ける。
彼の拳に灯る燐光を見れば、手の内にある欠片が、ほんの少し熱を帯びたようにも感じられた*]