―少し前・執務室―
背格好……あぁ、確かに…。私と准将の身長はほぼ変わりませんね。
体格も似ている、といえないこともありません。
……いわゆる、影武者という存在でしょうか。
[>>30 補足説明に入った話に、ようやく、納得したように頷く。
共に紅茶を囲み話し合う機会の多かった自分が、気心の知れた者の範疇になるのも理解の範囲内だ。]
承知いたしました。
北部第五工兵小隊所属ヴィンセント・アイゼンシュタインは、リエヴル・ド・トゥーレーヌ様の影となり、就寝時の守りの任に就かせて頂きます。
[背筋を伸ばし、敬礼。]