人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園後輩 フレデリカ

― 対ドロシー ―

[雨雲はドロシーの周囲にも広がってはいたが、彼の率いる兵については視認していなかったこともあり、狙って巻き込むことは出来なかった。
 動きを止めていたらしい彼らが、ドロシーの命令に従い足場を作る>>151]

 …………!

[魔法が使えぬなら肉体をも踏み台にする。
 その様に抱く感情は驚愕に近いが、黙って見ているわけにはいかない。
 こちらに迫る様子に、咄嗟に喉を守るように両腕を交差させ、地を蹴って後方に飛ぼうとする。
 肉体強化したドロシーから見れば、それはあまりに緩慢な動作であっただろう*]

(153) 2020/11/14(Sat) 21:27:39

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