― 王都陥落の日:城内 ―
[帰還した配下の者から面白い人間がいたと聞いて間もなく。
城内の宝飾品を触媒に、魔鏡を用いて該当すると思われる第一王子の首の行方を手繰りれば、
>>147>>148 オークに囲まれているくすんだ金と青の男を見つけた]
……なるほど。
この状況であのように笑うか。
映せ鏡よ 彼の者を我が前へ―――…
[唇が弧を描く。
そのまま指を魔鏡に置くと、首ごと男を撫で、この場まで瞬間転移させた。
適当な長椅子に肘を置き、頬杖をついた姿勢のまま来訪者を出迎える。]
取引といっていたが。
その首と引き換えに何を望む?
[柔和にも見えるような笑みを浮かべて、問いかけた。]