[ “仲間”を守るために、道連れにせんとする覚悟の程は分かったけれど。>>141
どうして、それを!私の前でするのか!!と。
ふつふつと、怒りが湧き上がる。
ゲオルグを、殺そうとしているのに、
ガートルードを殺さずに済ませられる訳がないだろう!!
見守ることしか、させてくれないのか……
ただでさえ、鉤状に引き攣れた心の傷口からは。>>0:180
いまだに真新しい血が流れているというのに。
ゲオルグへと刃を向けて、守る、と正当化してみせても。
引き攣れた、痛みを伴ったのに。
まだ、足りないとでもいうのか。
痛みなど無視する。
2人の方向へと駆けて、駆けて。
どうするかは、行ってから決める。 ]**