人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


皇子 ロー・シェン

― 出発前/天幕にて ―

[ 男の願いに対して、アイリは、すぐには頷けないと返す>>135
そして語られた事柄は、男にもすでに幾らか予想はついていたこと... ]

ああ、知ってる。

[ ことに彼女の父が魔戦士だという話は、実は、生死の狭間の闇の中で、耳にした言葉からも察していることだった ]

お前の血、お前の生きてきた道、そして奪って来た命も...軽々しく扱えないってことは俺も解ってる。

でもアイリ。それなら俺だって同じだ。

俺の力なんて、平和になったら、きっと少しも役には立たない。

[ 平和な世を治める力、それは、兄が持っていた...兄にその力を生かせる世界を手渡したいという夢は、もう果たせない ]

(152) 2017/02/08(Wed) 01:31:01

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby