[重装歩兵が守る正面は、また別の意味で足が止まっている。太刀を構える軽装の指揮官。>>131その偉容が周囲を払う。 あれはおそらく──兵では抜けない。] ──…っ[剣技に劣る自分が出てもどうにもならない、むしろ影武者とバレるのがオチだ。その判断がカークを躊躇させる。 指揮が、止まった。*]