[吸い出した血は前回よりも少ない。命の危険はけしてない。……そして、指先を彼女の体に這わせる。服の間に滑り込ませて。やがて、探る指が抜き出したのは]頂いていきますね。[薔薇の小瓶。唇を伝う血を舌で掬い、彼女の上から起き上がった]