― 決戦前 ―
[ 聖王国の陣から戻ってすぐに、目の前に現れたイースに>>142アルフレッドは静かな笑みを向けた ]
身体は癒えたようだな。ああ、話をする時間くらいはまだあるだろう、何か?
[ そもそもイースがここに来ている時点で魔王は、まだ動かないとはわかっている。本当にただ話がしたいのだろう、と、感じた直感をそのまま信じて、アルフレッドは相手が竜に腰掛けるのを許した ]
ああ、あの時のことか。
[ 問われたのは、天空の城で、イースと交わした言葉の意味。独り言めいた言葉まで拾われていたとは、と、少し照れた顔になる ]
どういうも何も言った通りの意味、だが...そうだな...俺には、お前が自分の価値を低く見過ぎているように思えた。
それは、お前がこれまで被ってきた苦難のせいだとは思うが...