――オレは大丈夫だよ。[ウルズの声>>147に、やや息を荒くしつつも、視線は敵から逸らさぬまま答える。 傷は瘴気のことを思えば放置できないものかもしれないが、右手がきちんと握れる以上今は良しとする。 次なる動きに向け構えていたところで、同様に気を練っていたウルズに名を呼ばれた>>149] わかった、合わせる。[目配せにはっきりと頷いてみせ。 ウルズの土気が石突から大地に伝い、土の棘が伸び行くのを見た]