[さて、ローズマリーは食堂へとついてきたか。
遅れに遅れて、昼夕兼ねた食事を取りに食堂に向かう。
待たされた胃にスパイスの強い香りが刺さり、たまらず音をあげた。
明日以降は軽食を作って廃墟巡りをする予定でもあり、
また、地階の様子がきになったのもあって。
鍋を混ぜるローゼンハイムの身の上話を聞く際に、>>#3>>#4
地階の食糧倉庫や業務用冷蔵庫の話を詳しく聞き出した。>>#1]
へえ、アイスノンがそんなに。
人は滅多に来ないのに、物は無駄に揃ってるんですねえ。
[地階の話を聞いて一通りを装い終えると、食堂の喧噪に割り込む。
既に多くの面子が揃っており、まだ話した事のない顔もちらほら見える。
私は料理を乗せた盆を持って、適当なテーブルへと腰を下ろした。]