人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


国軍技術開発部主任 マチス

[蒼天の中を我が物顔で飛ぶ天使の群れ。
それに眉を顰めた直後、白の中に黒がひらめいた]

あれは ───……

[火を吐くワイバーンに乗る姿は竜騎兵にも似ているが、軍属の竜騎兵にあのような姿をしたものはいない。
脳裏に過ぎるのは3年前 ─── 隣国を訪れた時に出逢った空賊の姿]

まさか、

[来ているのか、と確かめたくなったのだが、その思考は部下の呼びかけに追いやられた。
今は為すべきことを為さねばならない。
足は当初の目的である本部へと向かう*]

(152) 2017/11/01(Wed) 00:57:54

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