[身の上話をしながら震え出した彼女を見て激しく後悔を覚える当然突き放すつもりなどなくて、彼は落ち着かせようと背中をさすった]…ごめんね、言いたくない話をさせてしまって。大丈夫、ボクは避けたりしないから。[もう二度と…ね口にこそせずとも、その意思は口調に籠っていてそのまま花屋を示すと言葉を紡ぐ]…グラタンがあるらしいからお邪魔しようか。この時期の夜風は身体に障るから。