―三年前―[ベルンシュタイン侯爵の末息子、と言われても、誰のことだかわからない。幼い頃に一度会っているそうなのだが、全く記憶にない。だが、士官学校の3期先輩ということと、ファーストネームを聞かされれば、すぐにひとりの人物が思い浮かんでいた]ディーク先輩![だから、再会した時には、さして驚きはしなかった。ただ、懐かしく、嬉しかった>>101>>102>>103]